14 志保



明良が安心してくれるならいい。そう思ってバーベキューに誘った。
誘った時点でもう、明良は安心しているだろう。
私がいくら鈴宮君と仲良く喋ろうが何だろうが、そこに「彼氏」として明良がいれば、明良は満足だろう。

そんな風に簡単に考えていた。後々この考えは間違えだったと気づかされた。



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