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あとがき
 さて、いかがでしたでしょうか。
 どこからインスピレーションを受けたのかさえ覚えていません。
 どこからも受けていないのかも知れません。
 「比重」で描いた、精神的に静かに独りで狂って行く女とはまた別に、周りに翻弄されながら狂って行く女というのもまたありかな、と思って書いたような気がします。

 なるべくグロテスクな描写は避けまして、このような仕上がりになりました。
 気分を害された方、申し訳ありません。

   一番不幸だったのは、義母ですね。夫を亡くし、息子を信頼していた嫁に殺され、その嫁も......。
 嫁は、死んだのでしょうか?意外と救出されていたりして。
 まぁその辺りは、ご想像にお任せいたします。
 医学的見地から言って無理のある描写がある事はご容赦下さい(素人です)。

 それと、今作から、小説本体のページを自分で構築する事にしました。
 そのために、写真等をお借りしています皆様に感謝いたします。
 今回お借りしたのは茨乃様の厭世美学というサイトにありました素敵な「雪の中の血痕」というお写真を拝借致しました。白背景に映えて美しいです。

 意外と私が描く「ファンタジー」って、こういう話なのかもしれない。
 そんな風に思えた一作でした。
 ご感想、誤字脱字報告、お待ちしております。

 2012/10/3 SO-AIRより